布団とマットレスの選び方

人生の3分の1は睡眠時間です。心地よい眠りのためには、布団やベッド・マットレスの選択が大切ですね。

快適な眠りのためには自分にあった寝具を探すことから始めましょう。

布団とマットレスとベッド

ベッドマットレスはベッドの天板上に敷いて使うベッドマットレスと、床と布団の間に敷いて使う布団マットレスの2つに分けることが出来ます。

布団マットレスでは、マットレスの上に布団があるためマットレスそのものにシーツ等のカバーは必要ありませんが、ベッドマットレスの場合はマットレスの上に直接体が接触するので、シーツなどのカバーが必要になります。

マットレスの役目

人間の体は、頭、首、背筋、腰、尻というように、出ている部分とへこんでいる部分に山谷形状となっています。そのまま横になった場合、山の部分には圧縮の力がかかり、谷の部分には重力に反発する力がかかります。

その結果、体全体に負担がかかる状態となり、睡眠中に無意識に、負担部分の移動のために寝返りを打つことになります。寝返りの回数や時間間隔が短くなると深い眠りに入る時間が少なくなり、睡眠時間が長いのに疲れが取れないと状態になってしまいます。

マットレスはこの体の凹凸部分による負担を分散し、体を支えることが役目となります。

理想のマットレスとは

体重・体圧を分散することがマットレスの役割ですが、正しい姿勢を保つことも必要です。自然で正しい姿勢を保てないと、起きたときに肩がこるなどの兆候が現れます。

また、適切に体重を分散しても、寝返りは必要です。起きたり、寝返りが困難となるようなマットレスは、よりストレスを貯めることになります。

 



 

マットレスの種類

マットレスにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴があります。一概にどれがベストとは言えないので、その特徴と自分との相性でベストなマットレスを見つける必要があります。

高反発ウレタンマットレス

「低反発ウレタンマットレス以外の」と言う意味で高反発と呼ばれていますが、一般的なウレタンマットレスことを指します。

圧力をかけると、一旦沈みこんだあとで、体のラインに沿って押し上げるように圧力を分散します。

低反発ウレタンマットレス

圧力に対して、ゆっくりとしたスピードで沈み込み最終的に体のラインに沿った形で固定されます。体圧にそって形が変化するので、粘土のなどでやさしく包み込まれたような感覚となります。

使っていると徐々に劣化してくため、製品にもよりますが、数年でヘタリを感じることがあります。

ラテックスマットレス

成型する際に多くの気泡をつくることでスポンジ状にしたラテックス(ゴム)を、素材に使用したマットレスです。

圧力のかかる部分は低反発で、少ない部分は高反発となります。また、通気性に優れています。

スプリングマットレス

スプリング(バネ)の力で圧力を分散する構造のマットレスです。バネは金属のコイルで出来たものが一般的ですが、木製の板バネを使用したものもあります。

通常は、バネと体の間にわたやスポンジを挟むことで、直接バネと体が接しないようにして使用します。

マットレスの使い方とメンテナンス

ベッドマットレスの場合、汗や汚れを防ぐためにシーツを掛けて使用します。マットレスの上に敷き布団を引く必要はありませんが、触り心地や汗染みが気になる場合は、ベッドパッドを使用します。

夏場に限らず、睡眠中の汗や蒸気などがマットレスに貯まるので、布団をしきっぱなしとせず、風を通すよう心がける必要があります。

ウレタンマットレスやラテックスマットレスを直射日光にあてると劣化が進むので、干す場合は陰干しにします。

マットレスの選び方

ベッドマットレス

腰痛対策や寝心地を重視した場合、体圧の分散性能が高いラテックスマットレスがオススメですが、価格が高い傾向にあります。また、ラテックスマットレスは、ウレタンマットレスに比べ重量があるため、裏表の入れ替えや陰干し時に負担となる場合があります。

低反発マットレスも体圧の分散能力が高いのですが、高反発ウレタンやラテックスに比べて、製品寿命が短い欠点があります。厚みがありすぎると腰痛の危険や、寝返りがしづらいなどの問題もあるため、体にあった適度な厚みのものを選択する必要があります。また、保温性能が高く、通気性が良くないため、夏場には蒸れや暑さ対策が必要となる場合もあります。

単体で高価なマットレスを使用するのではなく、薄めの高反発マットレスやスプリングマットレスの上に薄めの低反発マットレスまたは、ラテックスマットレスを組み合わせて使うことで、理想のマットレスを作ることも出来ます。

布団マットレス

敷き布団を使うのであれば、高反発ウレタンマットレスで十分だと思います。敷き布団を使用しないのであれば、ベッドマットレスと同じ視点で選択するとよいでしょう。

布団の種類とサイズ

布団は体の下に敷いて使用する敷布団と、体の上に掛けて使用する掛布団があり、同じシングルでもサイズが布団カバーなどを購入する際には注意が必要です。

また、季節に合わせて毛布や肌布団などもあります。

掛布団のサイズ
規格 長さ 用途
シングル 150cm 210cm 大人が一人で使う
セミダブル 170cm 210cm 一人でゆったりと
ダブル 190cm 210cm 二人で使う
クイーン 210cm 210cm 二人でゆったりと
キング 230cm 210cm 大人二人+子供
ジュニア 135cm 190cm 子供(小学生)用

 

敷布団のサイズ
規格 長さ 用途
シングル 100cm 210cm 大人が一人で使う
セミダブル 120cm 210cm 一人でゆったりと
ダブル 140cm 210cm 二人で使う
クイーン 160cm 210cm 二人でゆったりと
ジュニア 90cm 185cm 子供(小学生)用

 

その他の布団の種類と用途
種類 用途
毛布 冬の保温用途で使用します。敷いて使うものと掛けて使うものがあります。
肌布団 通常の掛け布団より薄めで軽い掛け布団です。夏場は単体で、冬場は掛け布団と組み合わせて使用します。
タオルケット 夏場に使用するタオル地の布団です。シーツ代わりに使用することも出来ます。

布団の素材

布団には、保温性とクション性が求められます。布団の内部に空気の層を作る機能が高いほど、保温性、クッション性に優れ、より軽くすることが出来ます。

 

布団の素材
素材 特徴
綿
(コットン)
敷布団・掛布団の双方で使われます。使用すると薄くなっていきますが、打ち直しすることで回復出来ます。
また、丸洗いすることができるものもあります。
羽毛(ダウン)
羽根(フェザー)
とても軽くて保温性も高いです。使用範囲が広く、秋冬春と3シーズン使うことが出来ます。薄手のものであれば、夏でも使用することが出来ます。
ダウンよりフェザーは固く肌触りが悪いため、ダウンの割合が高いほど高級品となります。
真綿
(絹)
綿に比べて、軽く保温性が高く肌触りも良いです。薄くなってきても打ち直すことは出来ませんが、中わたを追加することで機能を回復することが出来ます。
羊毛
(ウール)
吸湿性、放湿性が高いので蒸れることが少ないです。重量が重いため、掛け布団よりも敷布団として使うほうが適しています。
化学繊維
(ポリエステル)

軽くて保温性に優れますが、吸湿性が無いので蒸れやすくなります。ホコリは出にくいのですが、静電気を発生しやすいためにホコリを引きつけることがあります。(静電気を抑える製品もあります)
ほとんどの製品が丸洗いできます。

 

布団の選び方

 掛布団は羽毛が最適です。ただ、丸洗いが出来ません。汚れを心配する場合は、化学繊維(合成繊維)の掛け布団に、吸湿性の優れた綿の布団カバーを組み合わせて使うと良いでしょう。

羊毛の敷き布団は弾力もあり、蒸れにくいため敷き布団に適しているのですが、ヘタリ(圧縮されてうすくなる)が早い傾向にあり、重量も重くなるため毎日押入れなどにしまう場合は負担になります。

その点から、綿の敷布団がバランスとれており、特別な理由がなければ最適だと思います。

 



 

快適生活のコツ